いよいよクリスマスも近づいてきて、街もソワソワし始めました(^^)
ここまで来るとお正月も目前ですが、ひとつずつイベントを楽しく過ごしていきたいですね☆
今日は歯科治療の中から「かぶせもの・つめものの型取り」について
お話したいと思います
型取りはどんな時に必要?
歯の型を取るのには
・補綴物の作製
・口腔内の把握
・マウスピース作製 など 様々な理由があります
補綴物の作製が今回お話する「かぶせもの・つめものの型取り」のことです
型取りの材料には種類があり、保険治療と自費治療では使用する材料と工程が異なります
自費の補綴物を作製する場合
歯を形づくるために削る際、歯と歯茎の際に圧排糸と呼ばれる糸を入れ込みます
圧排糸を使用することで、際のラインが目立ち、見えやすくなります
ライン部分の僅かな水分も吸い取ってくれるため、いい仕事をしてくれる糸なんです
当院では拡大鏡下で圧排糸を巻く工程も行っています
先生の目には歯と歯茎の際の部分が拡大して見えているので
より精巧に形を整えることができます
なぜ上記のような工程が必要なのか??
それは完成してくる補綴物と自身の歯との適合を良くするためです
かぶせものやつめものなどの補綴が必要ということは、感染により虫歯治療を施している歯や元々補綴が入っていた歯の補綴作り直し
が考えられます
歯を削って、本来の形から変わっている状態です
虫歯治療をした歯は深い所まで治療をしたり
神経ギリギリもしくは神経を取っている歯の場合もあります
適合があまり良くない補綴がSETされてしまうと 歯と補綴の隙間から細菌が入り込み 中で虫歯が広がってしまいます
また フロスがひっかかりやすくなったり 食べ物が挟まりやすかったりと良いことはありません
もちろんこの部分に関しては保険治療も自費治療も考え方は一緒です
適合のいいものをSETできるように最善を尽くしています
ただ 材料の違いというのはどうしてもあります
圧排糸からはじまり 拡大鏡を使用しての治療のための時間の確保 削る際のバーや型取りに使用する印象材
印象材は2種類を重ねて使用します
これらは自費診療だからこそ実現でき、精巧度が上がります
実際の型取り工程
![](https://mdcc.jp/wp-content/uploads/2023/11/0f12414abfd38cb501b7f169531044f1-360x240.jpg)
写真は自費補綴の型取りを行った印象材です
トレーに青色の印象材を流した後に 歯に直接オレンジ色の印象材を細い先端で流します
オレンジ色の印象材を流した後に青色の印象材を流したトレーを重ねます
お口の中で硬化待ちを行うので5分程動かずに固定して待ちます
保険診療の場合は別の材料を使用し 硬化時間は2分程です
どちらもこの時に口を強く閉じてしまったり動いてしまうと 型取りが精密ではなくなるので再度型取りが必要です
硬化が確認できたらトレーを口腔外へ出します
削った歯の隅々まで型取りが出来ているか確認し 場合によって数個型取りを行います
また補綴物を作製する際は咬み合う歯の記録も必要です
咬み合う歯の型取りは1種類の印象材で行いますので2分程で硬化します
これに加えて上下のかみ合わせをみるために ガムのような薄いワックスを咬んで記録します
型取りした印象材にはすぐに石膏を流して硬化させます(自費補綴の印象材は石膏を流さずに印象材のまま製作依頼をします)
硬化した石膏で補綴物を作製し 患者様の補綴物が完成します
このようにいくつもの工程を経て補綴物は作製されます
歯の健康面、審美、費用などかぶせ物や詰め物を入れる際は
ぜひ様々な方面から検討してみてください
少しでも長くその歯を使えるように どうするのがベストか
心配なことなどありましたらご相談くださいね
少し早めのクリスマス
先日、友人と1か月程早いクリスマスパーティーをしました
ワクワクしながらクリスマスプレゼントをお互いに渡しました☆
その日のランチに行ったお寿司屋さん
出会いました こんなにおいしい筋子があるなんて
筋子の握り おいしすぎて2貫もいただきました
握り手の方がとても優しい方で、更に素敵な時間になりました(^^)
![](https://mdcc.jp/wp-content/uploads/2023/12/IMG_8775-360x270.jpg)