当院では、治療と並行して歯のクリーニングも進めています。
クリーニングを先にしてほしいという方もいれば、治療を優先したいという方もいらっしゃいます。
極力患者様のご希望に沿って治療やクリーニングを進めていますが、今回はクリーニングについて
少しお話します。
お口の中で起こっていること
お口の中は飲食の度に中性から酸性の状態に変化します。
酸性というと、いかにも歯を溶かすようなイメージが湧きませんか?
当然飲食の回数が増えれば、それだけお口の中は酸性の時間が長くなり、虫歯になるリスクが高くなります。
もちろん、お水などの無糖であればその心配はありません。
飲食後、歯磨きをすることで、お口の中は酸性から中性に戻り、中性に戻ることでお口の中は虫歯の危険性から守られます。
自分でする歯磨きと歯科クリーニングの違い
最近は、お口の中にスポットを当てた記事や情報番組なども多く、
歯科分野も、多くの方に関心をもってもらえる機会が増えました。
以前、知人から「歯磨きを自分で頑張っていたら、歯科クリーニングに行かなくてもいいかな?」と質問されたことがあります。
答えは「毎日歯磨きをしていても、歯科へ通院して定期的にクリーニングをしてもらった方がいい」です。
歯科で行うクリーニングは、専用の機械やクリーニング材を用いて行います。
どんなにご自身で歯磨きを頑張っても、どうしても歯と歯の間や見えない箇所に磨き残しが発生します。
そんな部分も歯科医院ではしっかりとクリーニングします。
また、クリーニング時に小さな虫歯が見つかることもあります。
ご自身での歯磨きが問題なく行えているかのチェックも行うことができます。
まずは毎日の歯磨きがしっかり行えていることが大切ですが、それにプラスして歯科でのクリーニングを行うことで
お口の中を虫歯や歯周病から守っていくことに繋がるんです。
歯磨きと歯科でのクリーニング、歯がある方であれば子供から大人まで必要なことです。
ご家族で、歯科でのクリーニングに通っていない方がいたらぜひお勧めしてみてください(^^)